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第19回かすみがうらマラソン完走記 平成21年4月19日(日) 
                                            天候:晴れ 気温17〜22度くらい

1この大会は、昨年も出場し、自己ベストである4時間13分を出した、思い出のある大会である。
しかし、今シーズンは、体調不良の影響もあり、昨シーズンに比べ圧倒的な練習不足。
ゆえに、自己ベスト更新は絶望。 したがって、今回は、楽しんで笑顔でフィニッシュすることを目標に走ることにした。

人気大会ゆえ、電車も大混雑が予想されるので、込んだ電車が苦手な私としては、なるべく座って行きたいので、かなり早い時間に出かけることにしていた。

当日、朝3時半に起床。
味噌汁ぶっかけ御飯に、納豆、バナナというメニューで朝食をとり、5時に家を出て、会場のある土浦に向かった。
幸いなことに、朝早いせいか乗客もまばらで、余裕で座って行く事が出来ました。

7時20分頃会場に着くと、すでに多勢のランナーが来ていました。
私は競技場の土手の上に、レジャーシートを広げて陣取りました。

時間が経つにつれ、どんどんと人が増え、会場はまさに人だらけ・・・。
余裕があった土手の上も、足の踏み場がなくなるくらいに、ランナーの場所取りシートで埋め尽くされました。
聞けば、参加人数は過去最高の2万4480人だそうです。
これは、東京マラソン、那覇マラソンに次ぐ、全国第三位の大規模大会になってしまったらしい。

スタート時刻は、10:00

憎たらしいほどの快晴で、気温もぐんぐんと上昇し、ランパン、ランシャツ姿になっても、全然寒く感じない。
こりゃ〜、走るとかなり暑いな〜。

スタート〜1キロ・・・・・・6分06秒
1キロ〜2キロ・・・・・・・6分20秒
2キロ〜3キロ・・・・・・・6分35秒

う〜ん、どうも足が重い。

3キロ〜4キロ・・・・・・・6分30秒
4キロ〜5キロ・・・・・・・6分10秒
(5キロのスプリットタイムが、31分35秒)

どうも調子がイマイチだ。
こんなに遅いペースなのに、楽ではない。
昨年の今頃は、こんな走りはあり得なかった。

それにしても、喉が渇く。
暑いので、汗をかくし、湿度も低めで、喉がカラカラになっていた。
しかし、給水所がなかなか現れない。

たしか、5キロ過ぎにやっと現れた給水所で、BCAAのドリンクを500ml.のペットボトルごと渡されたのには驚きました。

aでも、ありがたい!
これ1本あれば、後の給水所は、だいぶ飛ばせるはずだ・・・。
ということで、以後しばらくペットボトル片手に走る。

5キロ〜6キロ・・・・・・・6分26秒
6キロ〜7キロ・・・・・・・6分05秒
7キロ〜8キロ・・・・・・・6分13秒
8キロ〜9キロ・・・・・・・6分20秒
9キロ〜10キロ・・・・・・6分08秒
(10キロのスプリットタイムが、1時間10分23秒)

だいぶ遅めのペースだが、すでにこの辺で疲れが見えてきてしまった。
まずいな〜、こんな調子だと、後半の地獄は目に見えているぞ・・・。

10キロ〜12キロ・・・・・12分40秒
12キロ〜13キロ・・・・・6分27秒
13キロ〜15キロ・・・・・12分45秒

う〜ん、それにしても暑さが堪える・・・。
疲労感がいつも以上に襲ってきている。
どんどんとペースダウンを余儀なくされる。

15キロ〜16キロ・・・・・7分33秒
16キロ〜17キロ・・・・・6分53秒

これでも、普通に頑張って走っているつもりなのだが、1キロごとにラップを計ると、タイムを見て愕然とする。
うわ〜・・・、これでも、こんなに遅いのか〜〜。

17キロ〜18キロ・・・・・7分03秒
18キロ〜19キロ・・・・・6分41秒
19キロ〜20キロ・・・・・7分56秒
(20キロのスプリットタイムが、1時間06分47秒)

ここからは1キロほど、ゆるやかな下り坂になる。

20キロ〜21キロ・・・・・6分01秒
やっぱり、若干速くなる。

坂を下りきったところで、ユーターンするように折り返しとなる。
昨年はここから急に足取りが軽くなって、後半はビルドアップ(徐々にペースを上げること)ができた。
しかし、今回は、まったく余裕がない。
それどころか、もう、疲れが出てきていた。
先が長いのに、どうなることやら・・・・。

21キロ〜22キロ・・・・・6分51秒
22キロ〜23キロ・・・・・7分03秒
23キロ〜24キロ・・・・・6分51秒
24キロ〜25キロ・・・・・8分55秒(給水所での混雑で、たいへんでした。)

すでに、この時点で、ミニーちゃんの風船を着けた"4時間30分のペースアドバイザー"に抜かれていました。
もはや、4時間半を切るのは無理と諦めましたが、5時間のペースランナーには抜かれまいと、この時点では思っていました。

b25キロ〜26キロ・・・・・5分06秒(25キロ地点の計測がおかしかったかも・・・)
26キロ〜27キロ・・・・・8分36秒
27キロ〜28キロ・・・・・6分28秒
28キロ〜29キロ・・・・・7分31秒
29キロ〜30キロ・・・・・7分07秒
(30キロのスプリットタイムが、1時間11分23秒、通過タイムが3時間28分33秒)

この頃から、右足親指の付け根の痛みが強くなってきました。
着地のたびに、鋭く痛みが走る。
どうしても痛む箇所を庇うので、変な場所に負担がかかる。
足が痛い。やばい!

30キロ〜31キロ・・・・・8分29秒
31キロ〜32キロ・・・・・8分21秒
32キロ〜33キロ・・・・・6分46秒

これでも、懸命に走っているつもりである。
情けない、こんなはずでは・・・・。

33キロ〜34キロ・・・・・7分37秒

混雑する給水所で、梅干とバナナを食べていると、後ろから、ザッザッ・・・というランナー集団の足音が近づいてきた。
嫌な予感・・・・。

なんと、"くまのプーさん"の風船を着けた"5時間のペースランナー"を取り囲む集団に、抜かれてしまった!!

なんということだ・・・!!
なにくそ! と、必死に走り出して、その集団に付いていこうと頑張るも、徐々に引き離されていく。

34キロ〜35キロ・・・・・6分47秒

それにしても、周囲には見渡す限りの田園風景で、日差しを遮るものはなく、ジリジリと太陽が素肌を照りつける。
暑い! 痛い! 疲れた〜〜・・・。

もはや、疲労困憊である。
まさに気力だけの、自己との戦いである。

35キロ〜36キロ・・・・・7分07秒
36キロ〜38キロ・・・・・15分03秒
38キロ〜39キロ・・・・・8分20秒

もうすぐゴールだよ〜・・・という沿道の声援に励まされて、頑張ろうとするが、もはや、前進するのがやっと。

もう、やめたいな〜・・・。
歩いちゃおうかな〜・・・。

弱気の虫が騒ぎ出す。
でも、今までマラソン大会で途中で歩いたことはなく、すべて完走しているのだから、今回も、タイムは遅くてもいいから、歩かず完走に拘ろうと思っていた。

ところが、40キロ付近に差し掛かったときに、吐き気を伴った気分の悪さを覚えた。
正面から照りつける強い日差しと相まって、ダメージを受けた我が肉体は、芯から悲鳴を上げ始めていた。

やばいよ! 本当に、今度こそやばいよ!

思い切って、走るのを止めて歩くことにした。

c歩き出すと、そこからがの1キロが本当に長い!!
歩けど歩けど、1キロごとの表示が見えない。
1キロって、こんなに長かったんだ・・・。
この間に、多勢のランナーに抜かれまくった。
自分よりも走歴の短い人たちにも相当抜かれたことだろう。
自分が情けなくなってきた。

39キロ〜41キロ・・・・11分56秒

あと1キロ・・・の表示が見えたところで、再び走り出した。
しかし、一度走りを止めた足は、筋肉痛で凝り固まっていて、一歩一歩が激痛だった。
でも、あともう少しでゴールできる。
あと少し頑張るだけで、終わるんだ・・・と思い、最後の気力を振り絞った。

241キロ〜ゴール(42.195キロ)・・・9分29秒

ネットタイム・・・・4時間58分13秒

なんとか5時間は切ることができたが、このタイムは自己ワースト記録の更新です。(苦笑)

苦しかった〜。

暑さのためか、救急車もフル稼働のようでした。 一歩間違えば、自分も・・・。
42.195キロは、本当に過酷なスポーツですね。

 

 

 

 

 

 

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