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第43回 青梅マラソン完走記 2009年2月15日(日) 
                             最高気温17度 晴れ時々曇り 北風が冷たい

朝からお腹がゆるく、少々不調気味・・・。

伝統ある青梅マラソンに出るのは、今回が初めてのことである。
昨年の大会も申し込んではいたのですが、生憎の大雪に見舞われて中止になってしまいました。

今回は、天候にめぐまれ、まずまずのマラソン日和。

でも、30キロの大会は、今回が初めてなので、どうやって走ったらいいのかペース配分も皆目見当がつかない。

コースは、高低差86メートルという山道を往復30キロ走る厳しいコースでした。

今回の参加者数は、30キロの部が約18000人ということで、過去最高の人数だったようです。

11時55分にスタートの号砲が、ゲストの朝原宣治氏によって鳴らされました。

それにしても、ものすごい人数の多さです。
申し込み時に申告した目標タイムごとにゼッケンナンバーを付けられ、スタート時に並ぶ位置も決められていました。
私はかなり正直に控えめな目標タイムを申告していたため、だいぶ後方に並ばされるはめに・・・・。

ノロノロと隊列が動き出し、正式なスタートラインを越えられたのは、号砲が鳴ってから約8分経過してからでした。 まさしく走るどころではなく、ノロノロのジョギング状態。

スタートしてしばらく片側2車線の直線道路でしたが、突如、クランクに差し掛かり、そこで隊列が突然ストップしてしまいました。
なんだ、なんだ・・・どうしたんだ???

イライラして待つと、また隊列がノロノロと動き出す。

奥多摩街道なる山道に入り、そこからは延々と緩やかな一直線の山登りコースです。
片側1車線の対面交通の道路で、道幅が狭い!!
そこにランナーの大集団が延々と隊列をなして走る。
とてもレースなんて〜もんじゃあない!!
前を行くランナーを追い越したくても追い越せる状況じゃあない。
普通に走っていても、隣のランナーと腕がぶつかってしまうほど、ランナーが密集した状態で延々と走り続けなければならない。

いらいらしながらも、徐々に、モチベーションも下がり、
「もう、いいや! タイム云々をいえる状況じゃあないし、30キロのLSDだと割り切って走ろう!」
と、早くもレースを投げてしまいました。

最初の5キロが、ナント、33分16秒。
キロ6分40秒ペースである。
普段の練習でも、ここまで遅いランニングは、ここ1年以上していない。

5キロ〜8キロが、19分41秒。(キロ6分26秒)

それにしても、給水所がない!
気温がこの時点で14〜5度くらいあって暑いのに・・・・。
6~7キロ地点あたりで、ようやく給水所があった。
しかし、給水テーブルが、あまりにも小さすぎる。
一気にランナーが群がり、なかなか水を受け取れない。
ここでもイライラ・・・。

8キロ〜10キロ・・・12分38秒。(10キロ通過が、1時間05分35秒)

8〜9キロあたりで、トップ集団が折り返していくのにすれ違った。
予想通り、トップ集団の先頭は、招待選手で優勝候補ナンバーワンと目されるカネボウの入船選手。
さすが、かっこいい!! すごいスピードで走っていく。
その数十メートル後方には、箱根駅伝で6区を走った加藤創大選手が、必死の形相で後を追っていた。
いつかはあんなふうに、カッコよく先頭を走ってみたいものだが・・・・。
まあ、所詮は憧れでしかない。
でも、あんなにカッコいい姿を間近で見てしまうと、ついつい、モチベーションに火がついてしまう。
しかし、いくら闘志が燃えても、相変わらずのランナー渋滞。
相変わらずのスローペースを余儀なくされる。
燃えるだけ、エネルギーの無駄というものだ。(がっくし・・・)

10キロ〜11キロ・・・7分02秒。
11キロ〜12キロ・・・6分53秒。
12キロ〜14キロ・・・13分16秒。
14キロ〜16キロ・・・12分49秒。

折り返してから、急に、お腹が不調になってきた。
やばいかも・・・。
ときおり吹く冷たい北風が、余計にお腹を刺激する。
鳥肌が立ち始めて、寒気すら感じ始めた。
トイレはないか・・・。
キョロキョロと探しながら走るので、走りに集中できない。
辛い・・。

16キロ〜17キロ・・・6分33秒。
17キロ〜19キロ・・・12分53秒。
19キロ〜20キロ・・・6分17秒。(20キロ通過が、2時間11分18秒。)

喉が渇いて給水所で水をもらおうとしたら、「水はもうなくなりました〜」 だって・・。
え〜、そんな殺生な〜・・・。

20キロ〜21キロ・・・6分53秒。

21キロ過ぎに、突如、急勾配の上り坂が出現。
きつい!!
徐々に脚に痛みが・・・。

21キロ〜22キロ・・・7分05秒。

お腹が痛くても、給水は欠かせない。
脱水が怖いからだ。
それにしても、どの給水所にも、水しか置いていない。
スポーツドリンクが飲みたいのに・・・。

22キロ〜24キロ・・・12分26秒。
24キロ〜25キロ・・・7分11秒。

ようやく、トイレをみつけて駆け込んだ。
事なきを得て、ホッした。
高橋尚子の気持ちが、ほんの少しわかったような気がした。

25キロ〜26キロ・・・9分23秒。

前を走っていたオジサン(60歳くらい?)が、突然、胸を押さえて苦しそうに倒れてしまった。
すぐに係員がかけつけてきて、「救急車を呼べ〜」と叫んでいた。
大丈夫だろうか・・・。

26キロ〜27キロ・・・6分23秒。
27キロ〜29キロ・・・13分17秒。

またしても、路上でランナーが倒れて、救急車が駆けつけている場面に遭遇した。

フィニッシュゲートが見えて、猛然とダッシュ!
まだまだ全然、バネが十二分に残っていたではないか。
29キロ〜ゴール(30キロ)・・・6分16秒。

ネットタイム・・・3時間20分03秒。(キロ6分40秒ペース)

初の青梅マラソンは、不完全燃焼で終わってしまった。
今度参加するときは、もっと前に並べるようにしよう!!

 

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