所沢シティマラソン大会 完走記 平成２０年１２月７日（日）天候：快晴 最高気温１０度くらい
１週間前にフルマラソン（つくばマラソン）を走ったばかりだというのに、家から近いし一度参加してみたかった・・という理由だけで、衝動的に申し込んでしまったこの大会。
この大会を走った経験のあるマラソン仲間のＳ・Ｍさんから話を聞くと、
「 はっきり言って、イジメだね！ やめといた方がいいよ。 」
どうやら、もの凄いアップダウンが連続するコースのようで、とてもタイムは狙えそうにないコース設定みたいだ。
まして、１週間前のフルマラソンの疲れを引きずって走れるほど甘くないかも・・・。
後悔しても、申し込んでしまったので、もう遅い。
当日は、雲ひとつない快晴。
会場になっている西武球場前の周辺は、見事な紅葉が真っ青な空に映えて、本当にすばらしい環境のようでした。
例年は大会会場が、西武ドームとなっているようだが、今回は、ドームが改修工事中につき、使用できないとのことで、ドームとは道路を隔てて反対側の高台にある広場が、会場になっていた。
ドーム球場にゴールインできたら、どんなに気分がいいか・・・。
来年は、是非、ドームでやってもらいたい。
今回のハーフマラソンの参加者数は、２，３５３名。
意外とこじんまりとした大会でした。
トイレの混雑や、ランナー渋滞も、さほどではありませんでした。
スタートが、８時４５分。
号砲が鳴って、走り出す。
目標タイム順に並ぶので、今回は、遠慮気味に１２０分のところに並んだ。
これは大正解。
付近のランナーは、ほとんど私と同じくらいのペース。
おかげで、変なストレスを感じることなく、気持ちよく波に乗れたような気がします。
最初の２キロが、１１分３６秒。
あれ〜、今回はタイムを狙わずに完走のみに集中するんじゃなかったっけ〜？！
そう、つい、周囲の波に流されてしまい、速くなってしまう。
いかんいかん、キロ６分までペースを落とそう。
ふと見ると、いつも大会で見かける背の高いオジサンが、前を走っているではないか。
このオジサンは、いつも大体、私と同じペースで走っていて、ときどきデットヒートを演じてしまうのです。
それにしてもよく会うな〜。何かのご縁でしょうかね〜。
２キロ〜５キロ・・・・１７分１８秒
５キロ〜８キロ・・・・１６分１１秒。
８キロ〜１０キロ・・・・１１分４９秒
アップダウンが続くので、たしかに、きついことはきつい。
でも、上りで脚に負荷がかかった分、下りになると、猛然とスピードが出る。
たまにある平坦な道が、とっても楽に感じられて、足取りがいつになく軽やかに感じる。
１０キロ〜１１キロ・・・・５分０７秒
１１キロ〜１２キロ・・・・５分２３秒
１２キロ〜１３キロ・・・５分１９秒
１３キロ〜１４キロ・・５分４７秒
１４キロ〜１５キロ・・６分１５秒（この区間が最もきつかった。）
１４キロ過ぎて、丁度、早稲田大学の門の前を通過して曲がり角を曲がると、突然、衝撃というか、ランナーが一斉にタメイキをつく。
「 うそだろ〜・・・。こりゃ走れんぞ〜・・。」
高低差５０メートル以上はあると思われる絶壁のような山道を、約３００メートルくらい駆け上らなければならない。
周囲のランナーが、次々に歩き出す。
でも、私は、意地でも歩くまいと思い、腕を振り、努めてジョギング。
スピードはノロノロでも、完全に歩いてしまうよりは全然速い。
現に歩いているランナーを次々に追い抜いたから・・。
１５キロ〜１６キロ・・４分５９秒
あの急傾斜を上った反動からか、下りに転じたとたんに、転げるように速いペースで足が回転する。
この勢いはなかなか止まらない。
このあとの、チョットした緩やかな上りなんぞは、へとも感じなくなってしまった。
１６キロ〜１７キロ・・５分０７秒
１７キロ〜１８キロ・・５分０１秒
１８キロ〜１９キロ・・５分５２秒
またまた、後半、長い上りが続く。
１９キロ〜２０キロ・・６分２９秒
苦しい、苦しくなってきた。
でもあと少し！
「 がんばれ！！ もう少しでゴールだ〜！ 気合だ〜〜！！」
沿道の"熱い"オジサンの声援に、声を出して応えた。
「 よっしゃ〜っ！ 」
２０キロ〜ゴール（２１．０９７５キロ）・・５分３２秒
ネットタイム・・・・１時間５７分５２秒
終わってみれば、２時間を切る予想外のタイムで、完走できた。
稀にみる難コースであったにもかかわらず、意外な好タイムを出せたのは、次のような要因があった。
１、天気がよかった。
２、景色がよく、変化に富んだコースだったため、退屈せずにすんだ。
３、上り坂の反動で、下りや平坦な道でいつもよりスピードが出せた。
４、沿道の人の声援が、いつになく熱かった。
意外と気持ちよく走れたから、来年も参加しようかな〜。