湘南国際マラソン 完走記 平成20年11月16日 天候:雨ときどき曇り 最高気温:15度くらい
学生時代、交際していた女性(数人いたかな〜)とよくドライブした国道134号線・・・。
思い出の湘南を走ってみたい。
ただ、それだけの思いを抱いて参加したこの大会。
こんなにもシンドイ思いをするとは、夢にも思わなかった。
この大会は、会場が大磯ロングビーチ。
公共交通機関でのアクセスは、JR東海道線の二宮駅から徒歩約32分。
駅からは送迎バスはなく、徒歩のみ。
駅から会場までの道程は3キロ以上。
しかも、前日受付のみで、当日受付は行わない。
私の場合、埼玉・新座から片道3時間くらいかかってしまうので、会場周辺に宿をとって前泊することにした。
5ヶ月くらい前から宿泊手配を開始したのですが、大磯周辺のホテルは、軒並み満員御礼。
仕方が無いので、JTBに頼んで宿泊手配をした。
ようやく予約できたホテルが、横浜・関内駅から徒歩10分くらいかかるビジネスホテル。
関内から二宮まで電車だけで1時間以上かかってしまうけど、当日朝に埼玉・新座から3時間もかけて会場に向かうよりはマシだと思い、妥協した。
15日の土曜日、前日受付に行かねばならない。
朝7時頃に家を出て、大磯ロングビーチに出かけた。
土曜日とはいえ、その日午後に仕事が1件入っていたため、10時の受付開始とともにスグに受付を済ませて、埼玉にソッコー逆戻りして仕事を済ませ、また家に戻って仕度をして前泊先のホテルに行く予定だった。
ところが・・・・・。
JR二宮駅に着き、大磯ロングビーチに向かうも、これが遠い遠い・・・。
パンフによれば、二宮駅から徒歩約30分というが、嘘ばっかり・・・。
午後からの仕事が気に掛かっていたので、早足で歩いたけど、結局40分くらいかかってしまった。
しかも、仕事に備えてスーツ姿で行ったため、汗をびっしょり掻いてしまった。
受付を済ませてゼッケンを受け取ったまではよかったが、参加賞Tシャツの引き換えが、受付からかなり離れた場所にあり、またまた歩いて移動・・・。いったい、どんだけ歩かせれば気が済むんじゃい?!
やっとの思いで参加賞引換所に行くと、そこには、長蛇の行列が・・・・。
なんじゃいこりゃ?!
Tシャツひとつもらうのに、なんでこんなに時間がかかるの???
なんとここだけで20分くらい並んで待たされた。
完全に計算違い・・・。
これじゃ〜、仕事に間に合いっこないよ。
あきらめて、携帯電話で仕事をキャンセルした。
最悪です。
私の考えが甘かった・・・。(ザンゲ・・・・)
やっとTシャツの引き換えも終わり、帰ろうとしたものの、行きかう人たちと交錯し、迷子になった。
いったい、どっちに行けば帰れるのか・・・・。
イライラしていたので、大磯プリンスホテルでタクシーを呼んでもらった。
タクシーに乗ったはいいけど、受付に来たランナーたちの車で、大磯ロングビーチ周辺は大渋滞・・・。
渋滞に巻き込まれて動かない。
タクシーの運転手さんは、痺れを切らして、Uターンして迂回して駅に向かった。
いい運転手さんだったので、時間がかかった分、料金を負けてくれた。
運転手さん、ありがとう!
仕事をキャンセルするくらいなら、最初から仕事を入れずに来ていれば、イライラすることもなく、会場でゆっくりイベントや出店を見学して帰れたのに・・・・。
なんだか、今回は行動のすべてが裏目に出ている・・・・。
嘆いてもしょうがない・・・。
延々3時間近くかけて、埼玉・新座の自宅に戻って、着替え、支度をして、関内のビジネスホテルに向かう。
その日は、移動だけで7時間くらいを費やし、とっても疲れたので、夜9時に早々と就寝・・・。
翌日(16日)は、早朝4時に起床して、前夜にコンビニで買っておいた、おにぎりとアンパンを食べて、5時にホテルを出発して会場に向かう。
関内から横浜に戻り、横浜から東海道線に乗る。
ホームには、すでにランナーとおぼしき人たちが多勢いた。
嫌な予感・・・・。
電車がやってきて、乗り込んだら、すでにランナーだらけの車内は満席。
ここから約50分もかかるのに、立ったまま行くのか・・・。
うんざりしたけど、しようがない。
それにしても、少々、胃のあたりがムカムカして気持ち悪い。
車内の人の熱気と篭った空気で、気持ち悪さに拍車をかけている。
とうとう耐え切れずに、2駅乗った大船駅で、人ごみをかきわけて電車を降りた。
次の電車がくるまで20分くらいあるので、その間に、気分の回復を図る。
一緒に参加するランナー仲間のSMさんから携帯メールがあり、どうやら、その電車に乗っているみたい。
じゃあ、この電車に乗らなければ・・・。
次の電車が大船駅に滑り込んできた。
車内はすでに超・超満員・・・。
ぎゅうぎゅうに押し合いへし合いで、なんとか乗り込んだ。
相変わらず気持ち悪い。
でも、いったん乗ってしまったが最後、もう、降りることはできない。
だって、駅に停車するごとに扉は開くのですが、車内の奥にギュウギュウと押し込められていく状況では、降りられるはずもない。
これ以上人が乗るのは無理だろうと思いながら見ていたら、それでも駅に停まるたびに、人が乗り込んでくる。
く、くるし〜・・。息もできないほどの超・超・超・超・超・・・満員。
もう、気持ち悪いどころではない。
生きて無事に駅で降りられるかどうか・・・・。
あきらめがつくと、気分の悪さがスッと引いていった。
やっとこさ二宮駅に着いて電車を降りたら、今度は、ホームから改札口までランナーが渋滞していて、ホームから出られない。
まさしく、田舎の駅が大混乱・・・といった様子である。
結局、7時に二宮駅に着くも会場に着いたのが8時すぎ・・・。
フルマラソンのスタートが9時なので、あまり余裕がない。
すぐに着替え場所を確保・・・と思いきや、更衣室が超・超・超満員・・・・。
外で着替えようにも、雨が降っていて、そういうわけにもいかない。
なんとか、わずかな隙間を見つけて、立ったまま着替えを済ます。
こんなに窮屈な思いをしたマラソン大会は、これが初めてだ。
着替えた後は、荷物置き場に荷物を預けに行く。 これがまた遠い・・・。
やっと荷物を預け終わったときは、もう、スタート15分前。
急いで、トイレを済ませ、スタート地点に向かう。
そのとき、こんなアナウンスが流れていた。
「 フルマラソンのスタートは9時です。スタート時間に間に合わない方は出走できません。あらかじめご了承ください。」だってさ・・・。
冗談じゃあないよ!!
こんな不便な会場設営をしておいて、それはないだろう・・・。
会場からスタート地点までが、これまた遠い・・・。
結局、スタート時間の9時には間に合わなかったけど、ランナーの行列の最後尾に並んで、9時15分くらいにスタートラインを越えることができました。
それにしても、準備運動をする余裕もなくスタートした大会は、これが初めてである。
スタートラインでは、ゲストの間寛平と、プロテニスの杉山愛が、高いところから手を振って応援してくれていた。
雨が降っているが、気温はそれほど低くはなく、マラソンを走るには、かえって気持ちがいいくらいだった。
最初はランナー渋滞で、ノロノロ運転状態。
しかし、昨日と今日の疲れで、すでに脚の筋肉が張った状態になっていて、しかも、脚のうらにマメができていて痛い。
コンディションはよくない。
それよりも何よりも、ここ数ヶ月の練習不足が不安だ。
最初の5キロが、33分17秒。 超ノロノロである。
でも、最初はこんなもんだろう。
コースは、国道1号線〜国道134号線〜西湘バイパスを走るルートです。
まさしく、昔、ドライブで走った道路です。
5キロ〜15キロ・・・1:07:31
15キロ〜25キロ・・1:06:37
25キロ〜30キロ・・32:31
30キロ〜42.195キロ・・・1:17:38
自己計測のネットタイムが、4時間37分36秒。
フルマラソンの自己"最低"記録を更新してしまいました。(苦笑)
練習不足に加えて、スタート前の諸々の状況が、すべてマイナスに作用したことは確かです。
まあ、たまには、こんな大会もありますよね・・。