トップ森 克巳のページマラソンレース記録第18回かすみがうらマラソン

第18回かすみがうらマラソン 完走記 平成20年4月20日(日) 曇り時々晴れ 気温9.8度

今回で、3度目のフルマラソン挑戦です。

過去2回のフルマラソン出場時に比べ、圧倒的な練習不足という不安材料をかかえての今回のマラソンとなりました。

直前2週間の走行距離は、ナントたったの"累計41キロ"というテイタラク・・・。

ということで、今回の目標は、情けないけど、1に完走、2に自己ベスト更新、3にサブフォーということで、せいぜい完走がヤットというところで、自己ベスト更新などは有り得ないだろうと思って、半ば気合抜けした状態での参加でした。

当日、朝4時半起床。おにぎりと納豆と野菜ジュースの朝食をとり、6時に家を出て、JR武蔵野線で新松戸、JR常磐線で土浦駅へ。
常磐線は、ランナーで通勤ラッシュ並みの超満員。一般の乗客が驚いていました。

天気は曇りで、ときおり北風が強く吹き、少々肌寒い、マラソンを走るには比較的よい条件でした。

今大会は、フルマラソンの他に、10マイル、5キロ、ウォーキングという部門も用意されており、参加者は総勢で、過去最高の2万人を超えたそうです。

スタート時間が近づき、スタート地点に並ぼうと多勢の人の流れにのって行くと、あまりの人の多さで、ロードに辿りつくことができない。

歩道上に人が溢れて、まるでラッシュアワーの通勤電車のように、ギュウギュウと人が押し合う状況になってしまいました。

スタートの号砲が鳴っても、まだロードに行けず、歩道上に待機する状況でした。
こんなの初めてでした。

号砲より、5分遅れで、やっとスタートラインを通過。

今回は、練習不足なのと、過去2大会での反省をもとに、無理せずキロ6分のイーブンペースを厳守することを念頭において、慎重に走ることにしました。

"マラソンは35キロからが勝負である"という。
だから、35キロまでは、極力エネルギーを使わずに省エネ走行をしよう。

楽に、楽〜に、軽やかに・・・・。

スタート〜2キロ・・・・12分49秒。
2キロ〜4キロ・・・・・12分21秒
4キロ〜5キロ・・・・・5分55秒

緩い上り坂が続く。
ここでも、なるべく脚筋力を使わないように、リラックスして軽やか〜に前進する。

5キロ〜6キロ・・・・・6分00秒
6キロ〜7キロ・・・・・5分55秒
7キロ〜8キロ・・・・・5分51秒
8キロ〜9キロ・・・・・5分56秒
9キロ〜10キロ・・・・5分48秒

ときおり、涼しい北風が正面から吹いて、暑い体を冷やしてくれる。
ありがたい!!

しかし、このとき既に、フクラハギの筋肉痛が発生していました。
「こりゃー、先が思いやられるな・・・。」 と思っていました。

10キロのスプリットタイムが、1時間05分25秒
まあまあ、予定通りのペースできている。

そして、今回のマラソンを走るにあたって、もう一つ、心掛けたことがある。
それは、エネルギー補給です。

給水ももちろん大切ですが、42キロもの長い距離を4時間かけて走るには、途中での給食も大切だと考えたからです。
前回までのマラソンでは、給水はするものの、給食にはほとんど手を出していなかったので、後半でのスタミナ切れに繋がっていたのだ思います。

10キロ地点の給水所からは、毎回、給水のほかに、バナナやお菓子なども積極的に取っていきました。

10キロ〜11キロ・・・5分56秒
11キロ〜13キロ・・・11分52秒
13キロ〜14キロ・・・5分46秒
14キロ〜15キロ・・・5分46秒
15キロ〜16キロ・・・6分08秒
16キロ〜18キロ・・・12分30秒
18キロ〜19キロ・・・6分09秒
19キロ〜20キロ・・・6分02秒
(20キロのスプリットタイムは、1時間00分13秒)
20キロ〜21キロ・・・7分02秒(給水、給食ロスあり)

(ハーフ地点通過タイムが、2時間12分40秒)

ハーフでの折り返しから、何故か、脚が急に軽くなったような気がして、スピードアップ!!   あれ〜〜、フクラハギの筋肉痛はどっか行っちゃったの?? と思うくらい。

21キロ〜23キロ・・・10分56秒

う〜ん、いかんいかん、調子にのっては・・・。
調子に乗ると、30キロ過ぎから地獄を見るぞ・・・。

自問自答しながら、イーブンペースに戻す。

23キロ〜24キロ・・・6分05秒
24キロ〜25キロ・・・6分05秒

さあ、ここで、気持ちをリセットする。
「あと、17キロ」・・・と考えてしまうと、テンションが下がってしまうので、あえて、
「あと、10キロ走を2本」と考えることにしました。
マラソンは、メンタルなスポーツです。気持ち一つで結果が左右されます。
同じキツさならば、気持ち的には楽になるように、そして前向きになれるように、思考を変えていくことも必要です。

25キロ〜26キロ・・・6分01秒
26キロ〜27キロ・・・5分58秒

田舎の民家が立ち並ぶ、風情のある町並みを走る。
沿道には、地元の住民たちが、軒先に、おにぎり、梅干、お菓子などを出して、「がんばってね!」と言ってくれる。
ランナーたちは「ありがとうございます!」 と言って、受け取っていく。

こうした地元民の暖かい応援に触れることができるのも、地方大会の醍醐味であります。

27キロ〜28キロ・・・6分49秒
28キロ〜29キロ・・・5分36秒
29キロ〜30キロ・・・5分59秒
(30キロのスプリットタイムは、1時間00分46秒)

沿道の人たちの熱い声援が、心に染みる・・。
手を上げて、声援に応えながら走る。 「ありがとう!」・・胸が熱くなる瞬間です。

30キロ〜31キロ・・・5分58秒
31キロ〜32キロ・・・6分04秒
32キロ〜33キロ・・・6分08秒
33キロ〜34キロ・・・5分59秒
34キロ〜35キロ・・・5分37秒

さあ、ここからが本当のマラソンだ! 
あと、10キロレース1本! というつもりで、気合を入れなおした。

脚は、着実に疲労を溜めているが、呼吸はまったく平気で、スタミナも十分に感じられる。
いいぞ! 今回は、35キロ過ぎても、ガックリこないぞ!!
給食作戦、大成功か?!!

35キロ〜36キロ・・・6分13秒
36キロ〜37キロ・・・6分16秒
37キロ〜38キロ・・・6分05秒
38キロ〜39キロ・・・5分52秒
39キロ〜40キロ・・・5分43秒

ラスト2キロは、気合でスパート!
ここで、ようやく(?)全身疲労感と、上半身にも筋肉痛が襲ってきた。
苦しい!!
歯をくいしばる。
あとは、気合あるのみ!

40キロ〜41キロ・・・5分52秒
41キロ〜42.195キロ(ゴール)・・・・6分53秒

公式タイム・・・・・・・・・・・・4時間19分00秒
プライベイトタイム(ネット)・・・4時間14分18秒

やった、自己ベスト更新だ!!

パワー温存、後半勝負、給水・給食作戦、35キロまでは脚を使わず楽勝ペースで刻む。
この作戦が見事に功を奏した。

走り終わった後も、まだパワーは残っており、過去2大会に比べても、元気だった。
練習不足でありながら、この成績は、気候に恵まれたせいもあるが、作戦の成功に負う所が大きかったかもしれない。

次回のフルマラソンは、来シーズン。 まずは"つくばマラソン"あたりで、サブフォーを狙おうかなっと・・・!

 

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