トップ森 克巳のページマラソンレース記録第11回 荒川市民マラソン

第11回 荒川市民マラソン 完走記 平成20年3月16日(日) くもりのち快晴気温20度・ほぼ無風

季節風が強く吹くので有名な“荒川市民マラソン”ですが、本日はめずらしく、ほぼ無風状態。

START前は、曇っていた空が、走っているうちに憎たらしいほどの快晴となり、マラソンを走る環境としては、暑過ぎるくらいとなってしまいました。

帰宅後、風呂に入ったら、ウェアーから露出していた肌が、見事に日焼けし、風呂の湯がしみて苦痛なほどでした。

9時にフルマラソンの号砲が鳴りました。

さすがに、15000人のランナーが出走するマンモス大会ですので、スタートラインは長蛇の列。

私がSTARTラインを越えたのは、号砲が鳴ってから、5〜6分は経過していたように思います。

最近の練習不足と、不調を考えると、今回は無理をせず、完走と自己ベスト更新にとどめ、夢のサブフォー(フルマラソン4時間切り)は狙わずに行くことにしました。

しかし、自己ベストだけは更新しないと気がすまない気持ちはありましたので、キロ6分のイーブンペースで刻むことにしました。

STARTしてからしばらくは、ランナー渋滞で、マイペースでは走れません。

〜1キロ・・・・・・6分17秒
1キロ〜2キロ・・・6分20秒
2キロ〜3キロ・・・6分23秒
3キロ〜4キロ・・・6分00秒
4キロ〜5キロ・・・5分58秒
5キロのラップが、30分59秒)予定より、1分近く遅い。

ほとんど楽勝ペースできている。
後半でペースを上げられれば、うまくいけばサブフォー狙えるかも・・、と思いがよぎったが、“つくば”で苦しんだ思い出が頭をよぎり、30キロまでは楽勝ペースのまま行き、30キロ過ぎから勝負をかけようと思っていました。

でも、ランナーもバラけてきて、ようやくマイペースを保てるようになってきたので、ついハイペースになってしまいがちに・・・・。

しかし、ここで調子に乗ってペースアップしてしまうと、30キロ過ぎからの地獄を見ることになる。
これは、前回の“つくば”での経験から学んでいます。

極力、ペースを抑えているつもりが、ラップタイムを見ると、どうしても速くなりがちに・・。

5キロ〜6キロ・・・5分46秒
6キロ〜7キロ・・・6分20秒(給水ロスあり)
7キロ〜9キロ・・・11分30秒(8キロ地点の表示を見落としました)
9キロ〜10キロ・・5分53秒
10キロ〜11キロ・・5分38秒
11キロ〜13キロ・・11分36秒(12キロ地点の表示を見落としました)
13キロ〜14キロ・・5分49秒
14キロ〜15キロ・・5分58秒
15キロ〜16キロ・・5分56秒
16キロ〜17キロ・・5分44秒
17キロ〜18キロ・・5分53秒
18キロ〜19キロ・・5分57秒
19キロ〜20キロ・・5分52秒
20キロ〜21キロ・・6分01秒
21キロ地点通過が、2時間05分25秒

目標タイム(4時間20分切り)達成は、まだまだ可能なペース。
このあたりでは、楽勝、楽勝・・・と思っていました。
しかし、Qちゃんを育てた小出監督の本によると、フルマラソンの折り返し地点は、ハーフではなく、30キロ地点だと思え・・と書いてあったのを思い出し、自重してキロ6分ペースを維持することにしました。

21キロ〜22キロ・・5分49秒(まだ速いな〜〜)
22キロ〜24キロ・・11分40秒(23キロ地点の表示を見落としました)
24キロ〜25キロ・・6分00秒
25キロ地点通過が、2時間29分04秒

ここから先は、ジワジワと脚が重くなり、ペースダウンしていきました。

25キロ〜26キロ・・6分23秒(給水ロスあり)
26キロ〜27キロ・・6分02秒
27キロ〜28キロ・・6分12秒

脚の筋肉痛が発生。ストライドが確実に狭くなっている。
しかし、努めてピッチを落とさぬよう、頑張る。
ここから30キロ地点までが、妙に長く感じる。

28キロ〜29キロ・・6分09秒
29キロ〜30キロ・・6分23秒
30キロ地点通過が、3時間00分13秒

この時点での脚の重さと、全身を襲っている疲労感を思うと、目標タイムの達成は微妙・・・
前回の“つくば”で経験した苦痛を思い出しました。

そして、何よりも、憎たらしいほどの快晴になってしまい、風も吹かず、暑さがジワジワと体に堪えてきました。

でも30キロを過ぎたので、いよいよ折り返しのつもりで、気合を入れなおしました。
しかし、やはり、フルマラソンの過酷さはここからの12キロなのです。

30キロ〜31キロ・・6分36秒(給水ロスあり)
31キロ〜34キロ・・19分42秒(32、33キロ地点の表示を見落としました)

全身が辛い、痛い!!
腰の辺りが、重りでも着けているかのように、重苦しい感じになって、走る姿勢がどうしても悪くなってしまう。
努めて、姿勢を正し、腰高のフォームを意識して走る。
肩もバリバリに凝ってきて、呼吸も苦しくなってきた。
もはや、タイムなど、どうでもよくなっている自分がいた。

そういえば、35キロ過ぎあたりに、荒川市民マラソン名物のシャーベットステーションがあるんだよな〜。
そこまでは、何が何でも走り通してやる!!

やっとこさ、シャーベットステーションに辿りついて、ボランティアの女性からカップに入ったオレンジシャーベットを受け取り、歩きながら食べた。
暑く火照った体に、冷たいシャーベットは極上の美味しさ・・・。
う〜ん、これを食べられただけでも、この大会に参加した価値はある。

34キロ〜36キロ・・15分40秒(シャーベットによるタイムロスあり、35キロ地点の表示を見落としました)

36キロ〜37キロ・・6分16秒
37キロ〜39キロ・・13分21秒(38キロ地点の表示を見落としました)

あと3キロちょい。
しかし、このあたりは、もはや己の体力の限界を超えており、意識が半分飛んでいたせいで、あまり記憶が残っていません。
ただ覚えていることといえば、沿道のボランティアのオジサンから、「無理しないでね〜〜!」と声をかけられたこと・・。
顔の表情が苦痛に歪んで、息も絶え絶えだったので、周りからみると心配になったことでしょう。

荒川市民マラソン 39キロ〜40キロ・・6分55秒

 気持ち悪さも込み上げてきて、とても辛い・・・。

 沿道には、倒れて意識を失っているランナーもいました。
 救護の車がかけつけてきました。

 沿道から、「あと2キロだよ〜、頑張れ〜」の応援が・・・。

 しかし、ここからの2キロがとてつもなく長い!!!


40キロ〜41キロ・・7分02秒
41キロ〜ゴール・・・8分01秒

ネットタイムは、4時間22分56秒

4時間20分は切れなかったものの、完全燃焼をしたので、悔いはありません。

しかし、体に受けたダメージは、想像以上で、帰りの電車で貧血を起こしてしまいました。
あれから2日経過した今でも、全身の疲労感が抜けていません。

フルマラソンは、やはり過酷なスポーツですね。
2度とフルマラソンなど走るもんか・・・!  と思うのですが、また来月、“霞ヶ浦”が控えています。
どうなることやら・・・。
でも、練習するしかないっしょ!!(苦笑) 

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