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小川和紙マラソン 完走記  平成19年12月9日(日)快晴

素晴らしい快晴、そして紅葉も最も美しいピークを迎え、絶好のマラソン日和となりました。
気温も、丁度、寒くもなく暑くもなく、コンディションも最高でした。

ひなびた田舎町の風情を漂わせたこの“埼玉県小川町”の風景は、古きよき日本を彷彿とさせる、なんともいえない魅力ある町並みでした。
駅に降り立ったとき、思わずノスタルジーに浸ってしまうほどでした。

今回で、4回目のハーフマラソン出場となるのですが、2週間前の“つくばマラソン”(フルマラソン)で、あまりに苦しい走りを体験してしまったので、走りのモチベーションがダウンした状態で、本日を迎えてしまいました。

事前の練習も直前の1週間で、たったの12キロしか走れていない状況なので、
「まあ、今回は自己記録の更新は無理だろうから、大いに楽しみながら走ろう。」と、今までの大会参加史上で最も闘志の湧かない大会でした。

参加者約5000人ということで、ランナーの数も、そこそこで、走りにくさはあまり感じませんでした。

大会会場である埼玉伝統工芸会館の前を、10時20分に東方向に向けてSTART!

いきなり、上り坂出現。
アップダウンのあるコースとは聞いていたものの、前半10キロはほとんどが上り坂・・・という厳しさ!

「こりゃー、タイムは絶対に出ないな・・・」
と、自分の中でほぼ諦めムード。

しかし、モチベーションの低さとは裏腹に、なぜか調子は絶好調!
いつもの練習では出していないスピードが出ている。
ええ〜い! 行ってしまえ〜い!
と、勢いに任せて、突っ走る。
息がはずむ。

最初の5キロが、26分07秒。

これは、今年5月の“春日部大凧マラソン”(5キロ)の記録(26分13秒)よりも速いペースである。

5キロ〜10キロ・・・27分28秒。
この間の上り坂が、最もキツかった。
私の前を、サンタクロースの衣装を着た女性が走っている。
暑いだろ〜な〜。
そう、日差しが強くなってきて、体感温度は20度近くにはなっていたのでは・・・。
汗びっしょり・・・。
その女性は、沿道で応援している子供たちに、プレゼントを手渡しながら走っていた。
えらいな〜・・・。

10キロ〜15キロ・・・25分30秒。

5キロの自己記録をさらに更新!
多分、2週間前にフルマラソンを体験しているお陰で、ハーフマラソンの距離に対する自信がついていて、飛ばして走ることに対する恐怖感が薄れているのでしょう。
いままでになく、思い切った走りができました。

しかし、徐々に、足の筋肉が張ってきて、重い走りとなっていきました。
持久力が足らんな〜〜・・・。

15〜16キロ・・・5分26秒。
16〜17キロ・・・5分18秒。
17〜18キロ・・・4分52秒。

街なかに入って、沿道の応援も多くなり、自然と体にパワーが充電され、気合が入る。
沿道の応援って、本当に力になる。有難い!!

足のバネが徐々に失われていくのを痛感しながらも、気合で走っている。
「あと3キロ」の表示板が、遠い距離を示しているように見えて、うらめしかった。
まだ3キロもあるのか〜〜〜・・・。

時計をみると、自己ベストの更新は微妙・・・。
今回は記録度外視とはいいつつも、走りながら欲が出てきてしまい、あわよくば、自己ベスト更新を、いや、1時間50分切りを・・・。
などと、虫のいい考えが頭をよぎっていました。
しかし、この時点で、1時間50分切りは無理と、あきらめモードになってしまいました。
気持ちが萎えれば、当然、走りもズッシリと重くなり、スピードが出ない。

もう、時計を見るのもイヤになっていたので、タイム度外視で、思いっきり完全燃焼できればいいや・・・と思いなおして、ラストスパートをかけた。

18〜19キロ・・・5分16秒。
19〜20キロ・・・5分07秒。

ゴール直前で、太鼓の演奏が鳴り響いている。
疲れきった足に、再び、最後のパワーがみなぎった。
「さいごじゃ〜〜、うりゃ〜〜〜!!」

20キロ〜ゴール(21,0975キロ)・・・5分08秒。

ネットタイム1時間50分33秒(自己ベストを29秒更新)

時計を見て、複雑な心境に・・。
なんだ、もう少し頑張れば、1時間50分切りだったのに・・・・。
少し残念な気持ちになったのも事実です。
しかし、アップダウンのキツいコースで、このタイムを出せたのだから、平坦なコースだったら、1時間50分切りは十分に可能なはず。

次回のハーフ挑戦は、1月13日の“谷川真理ハーフマラソン”です。
1時間50分切りに挑みます!!

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